ケアマネジャー(介護支援専門員)の選び方と変え方を、現役ケアマネが完全解説。良いケアマネの見分け方5つ、「合わない」と感じた時のサイン、担当変更・事業所変更の具体手順、空白期間の不安への答えまで。ケアプラン作成費が自己負担0円という重要ポイントとともにぜひお読みください○
「ようやく要介護認定が出たけれど、次は誰にケアプランを頼めばいいの?」
「いまのケアマネさん、なんとなく合わない気がする。でも変えていいの?」
「変えたら今のサービスが止まってしまうんじゃないか心配」
要介護認定が出たあと、次に必ずぶつかる壁が ケアマネジャー選び です。前作の記事「要介護認定の流れ完全ガイド」では、申請から認定結果が出るまでを解説しました。今回はその続編として、「認定が出たあと、誰にケアプランを頼むか・合わなかったらどう変えるか」 を完全にまとめます。
みなさん、こんにちは! 福祉の相談屋:社会福祉士のむむぶどう🍇です。
ケアマネジャーは、これから何年もご家族の介護生活を伴走してくれる 「介護の主治医」のような存在 です。だからこそ、最初の選び方も大事だし、合わないと感じた時に 遠慮せず変える ことも大事。にもかかわらず、「ケアマネは変えられない」「失礼にあたるんじゃないか」と思い込んで我慢している家族が、現場では本当に多いんです。
現場20年で見てきた 「良いケアマネの見分け方」「合わないと感じる典型サイン」「角を立てずに変える具体手順」 を、家族目線で全部お伝えします。
はじめに|認定が出たら「次はケアマネ」
要介護認定が出ると、市役所から結果通知書が郵送されてきます。ここでホッと一息つきたいところですが、認定が出ただけではまだ介護保険サービスは使えません。
サービスを使うには、ケアプラン(介護サービス計画書) を作ってもらう必要があります。このケアプランを作るのが ケアマネジャー の仕事です。
具体的には、
- どんなサービスを
- 週何回・月何回
- どこの事業所で
使うのかを、家族の希望と本人の状態をふまえて組み立ててくれます。サービス事業所との連絡調整、月1回の自宅訪問(モニタリング)、給付管理(市役所への給付請求の取りまとめ)まで、ケアマネが一括で面倒を見てくれます。
つまり、ケアマネが決まらないと介護生活はスタートしない。逆に言えば、ここで良いケアマネに出会えるかどうかで、その後の数年間の介護のクオリティが大きく変わってきます。
ケアマネジャーって何をする人?
「ケアマネジャー」というのは通称で、正式名称は 介護支援専門員 といいます。介護保険制度の中核を担う専門職で、5年以上の実務経験を持つ介護福祉士・看護師・社会福祉士などが、都道府県の試験と研修を経て資格を取得します。
主な仕事は次のとおりです。
- ケアプランの作成(本人・家族の希望を聞き取り、必要なサービスを組み立てる)
- サービス事業所との連絡調整(デイサービス・ヘルパー・訪問看護などをつなぐ)
- 月1回のモニタリング訪問(自宅に来て状態を確認)
- 給付管理(市役所への介護給付費請求のとりまとめ)
- 担当者会議の開催(サービス事業者を集めて方針共有)
- 入退院・施設入所の調整(病院・施設との橋渡し)
- 区分変更・更新申請の代行(前作・前々作で触れた手続き)
要するに、介護に関するありとあらゆる調整役 がケアマネです。「困った時にまず電話する人」と覚えてください。
ここが重要:ケアプラン作成費は「自己負担0円」
ここ、本当によく勘違いされるので強調しておきます。
居宅介護支援事業所のケアプラン作成費は、全額が介護保険から事業所に支払われます。利用者の自己負担は0円です。
これは介護保険制度の中でもかなり珍しい仕組みで、サービスの中身に関わらず、ケアマネに払うお金は ずっと0円 です。「ケアマネさんに月いくら払うんですか?」と聞かれることが多いですが、答えは 無料 。月1回の訪問も、電話相談も、ケアプランの作り直しも、何回お願いしても自己負担は発生しません。(将来、有料化になるかもしれないという話も出ていますがまだ未定)
だからこそ、「お金を払っているわけじゃないから言いにくい」と遠慮する必要は一切ない んです。ケアマネは介護保険から正式に報酬を受けて仕事をしているプロです。気を遣わず、堂々と相談してください。
要介護認定そのものの仕組みや区分の意味は、前作 要介護認定の流れ完全ガイド で詳しく解説しています。まだ読んでいない方は、先にそちらを読んでいただくとこの記事の理解がさらに深まります。
ケアマネはどこから来るか|2つの入口
ケアマネジャーは、認定区分によって所属が変わります。家族から見ると「どこに電話すればいいの?」というところなので、整理しておきます。
要介護1〜5の方|居宅介護支援事業所
要介護1以上 の認定が出た方は、居宅介護支援事業所 に所属するケアマネが担当します。
居宅介護支援事業所とは、ケアマネジャーが在籍してケアプラン作成サービスを提供する事業所のこと。民間の介護事業者・医療法人・社会福祉法人などが運営しており、お住まいの地域に複数あります。
選び方の自由度はとても高く、どこの居宅介護支援事業所を選んでも構いません。隣町の事業所でも、サービス担当者会議に来てくれるところであれば契約OKです。
要支援1・2の方|地域包括支援センター
要支援1・2 の方は、お住まいの地域の 地域包括支援センター が担当します。
地域包括支援センターは中学校区ごとに1か所ほど設置されている公的な相談窓口で、市町村が直接運営しているか、社会福祉法人などに委託されています。ここには 保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャー の3職種が必ず配置されていて、要支援の方の 介護予防ケアプラン を作ります。
ただし、地域包括は要支援の方が多くて手が回らないため、近隣の 居宅介護支援事業所のケアマネに委託 する形でケアプランを作ることもよくあります(これを「予防プランの委託」と言います)。利用者から見ると、実質的に居宅のケアマネと同じように関わってもらえます。
認定が出る前から相談OK
「認定がまだ出てないのに電話していいの?」とよく聞かれますが、全く問題ありません。むしろ、申請から認定までの1〜2ヶ月の間に、
- 候補となる居宅介護支援事業所を見つける
- 暫定ケアプランで先にサービスを始める
という動きができたほうがスムーズです。
良いケアマネの見分け方5つ|現場20年視点
「良いケアマネってどんな人ですか?」とよく聞かれます。これは難しい問いですが、20年現場を見てきた立場で、最初の面談で見るべきポイント を5つに絞りました。
見分け方1:本人と家族の話を「最後まで」聞いてくれる
これが一番大事です。
最初の面談で、ケアマネが 本人の生活歴・家族構成・困りごと をどれくらいの時間をかけて聞いてくれるか。良いケアマネほど、最初のアセスメント(聞き取り)に1時間以上かけます。逆に、「じゃあデイサービス週2回でどうですか?」と最初の30分で結論を出すケアマネは、正直危ないです。訪問時間が長ければ長いほどいいと言うわけではありませんが、「しっかり話を聞いてくれるかどうか」これが大事です。
聞き取りが浅いと、ケアプランが画一的になり、本人に合わないサービスを押し付けられる結果になります。
見分け方2:制度の説明が分かりやすい
介護保険は本当に複雑です。良いケアマネは、家族のレベルに合わせて 専門用語を噛みくだいて 説明してくれます。
- 「区分支給限度額」を「使える金額の上限ですね」
- 「サービス担当者会議」を「関係者で集まる会議のことです」
と、家族が分かる言葉で話してくれる人を選んでください。逆に、専門用語のまま説明してきたり、家族が分かっていないのに次の話に進んでしまう人は要注意です。
見分け方3:連絡がつきやすい・レスポンスが早い
介護生活は予測不能です。本人が急に体調を崩した、ヘルパーさんが急にお休みになった、こういう緊急事態が必ず起きます。
そんな時に 電話がつながる・折り返しが早い ケアマネかどうかは、生活の安心感に直結します。最初の面談時に「お電話したい時はどちらにかければいいですか?」「夜間や休日はどうなりますか?」と必ず確認してください。
良い事業所は 24時間連絡可能な体制 を整えています(運営基準で求められている事業所もあります)。
見分け方4:複数のサービス事業所を比較提示してくれる
ケアプランに載せるサービス事業所は、家族が選ぶ権利 があります。良いケアマネは、
- 「このエリアにはAさんとBさんの2つのデイサービスがあって、Aさんはリハビリが強い、Bさんはレクが盛んです」
- 「見学に行きますか?」
と 選択肢を出してくれる 人です。
逆に、同じ法人のサービスばかり提案してくる ケアマネは要注意。これは「囲い込み」と呼ばれる構造的な問題で、利用者にとって本当に良い選択にならないことがあります(後述)。
見分け方5:家族の負担にも目を向けてくれる
介護は本人だけでなく 家族の生活 も守らないと続きません。良いケアマネは、
- 「お母様の介護で、あなた自身は何時間眠れていますか?」
- 「お仕事との両立、無理してないですか?」
と、家族の状態にも踏み込んで聞いてくれます。本人中心のケアプランは大前提ですが、家族の疲弊を見逃さない視点も、長く伴走するケアマネには不可欠です。
ケアマネを選ぶときに参考になる比較表
最初の面談を受ける時、頭の中だけで判断するのは難しいので、簡単な比較表を作っておきました。面談の後でチェックしてみてください。
| チェック項目 | 良いケアマネのサイン | 要注意なサイン |
|---|---|---|
| 初回の聞き取り | 1時間以上かけて本人・家族・生活歴まで聞く | 30分以内で「じゃあこのサービスで」と結論を急ぐ |
| 説明の仕方 | 専門用語を噛みくだいて説明 | 制度用語を多用・家族が分かっていなくても先に進む |
| 連絡対応 | 折り返しが早い・24時間対応の連絡先がある | 数日連絡がつかない・夜間休日の体制が不明 |
| サービス提案 | 複数事業所を比較提示・見学も提案 | 同じ法人内のサービスばかり提案 |
| 家族への配慮 | 介護者の睡眠・仕事・健康にも質問が及ぶ | 本人の話だけで家族の状況には触れない |
| ケアプランの説明 | 1枚ずつ意味を解説してくれる | サインだけ求めて中身の説明が薄い |
| 自己決定の尊重 | 「決めるのはご本人とご家族です」と繰り返す | 「これがベストです」と決めつける |
このチェック表は、後述する「ケアマネを変えるかどうか迷った時」にも使えます。
「合わない」と感じる典型サイン
ケアマネと付き合いが始まって数ヶ月、「なんとなく合わない」「言いたいことが言えない」と感じることがあります。私が現場でよく聞く、変え時のサイン をまとめました。
サイン1:連絡しても折り返しがない・遅い
これが一番多いご相談です。「電話しても2〜3日返事がない」「LINEやメールを既読スルーされる」など。
緊急時に連絡がつかないのは、介護生活では致命的です。何度か続くようなら、変え時のサインと考えてください。
サイン2:ケアプランの説明が一方通行
ケアプランは 本人と家族の同意があってはじめて成立する書類 です。にもかかわらず、
- 「今月のプランです、ここにサインを」とだけ言われる
- 中身を聞いても「同じ内容ですから」とだけ返される
これは制度的にもアウトです。本来は 毎月のモニタリング訪問の際に、内容の見直しを一緒に行う ことになっています。
サイン3:同じ法人のサービスばかり提案される
「うちの法人のデイサービスにしましょう」「ヘルパーもうちでやってます」と、全部同じ法人の中で完結させようとする ケアマネがいます。
法人内サービスの利用自体は違法ではありませんが、他の選択肢を提示せずに勧める のは利用者の選択権を奪っています。これを「囲い込み」と呼びます。
事業所単位での同一法人サービス利用率には基準があり、過度に偏った事業所は介護報酬上のペナルティが課されるようになっていますが、それでも現場ではよく見かける構図です。
サイン4:本人や家族の希望を聞かずに決められる
「お父さんはデイサービスに行くべきです」「お母さんは施設入所を考えましょう」と、本人・家族の意向を確認せずに方向性を押し付けてくる。
ケアマネは 本人の自己決定を支援する立場 であって、決定権を持つ立場ではありません。価値観の押し付けがあれば、これも変え時です。
サイン5:質問にきちんと答えてくれない
「この制度はどうなっていますか?」「もし状態が悪化したらどうなりますか?」と聞いた時、
- 「うーん、調べておきますね」と言ったきり返事がない
- 「そんなことより今のサービスを使ってください」とはぐらかされる
ケアマネは制度の専門家です。分からないことは「調べて回答します」と言って、必ず後日きちんと答える のが基本です。
サイン6:相性が単純に合わない
最後はシンプル。理屈ではなく、話していて疲れる・気が滅入る・本音が言えない という感覚があったら、それも立派な変え時のサインです。
介護は何年も続きます。月1回以上必ず顔を合わせる相手なので、相性は本当に大事です。「失礼かな」と思う必要はありません。
ケアマネの変え方|遠慮せず変更していい
ここからが本題。ケアマネは変えられます。しかも、遠慮する必要はありません。
介護保険制度では、利用者がケアマネジャーを選ぶ権利(自己選択・自己決定)がはっきり位置づけられています。これは制度の根幹にある考え方で、「合わなければ変えていい」が大前提です。
変え方は大きく2パターンあります。
パターン1:同じ事業所内で担当変更を依頼
同じ居宅介護支援事業所の中で、担当ケアマネだけを変えてもらう 方法です。
- 事業所自体には不満がない
- 個人としてのケアマネと合わない
- 事業所の場所や連絡体制は気に入っている
という場合に向いています。
依頼の仕方:
事業所の 管理者(管理者ケアマネ) に電話して、
「現在の担当の○○さんと、少し進め方が合わない部分があります。差し支えなければ、別の方に担当をお願いできませんか?」
と伝えてください。理由は詳しく言わなくてOKです。「相性の問題」だけでも管理者は対応してくれます。
管理者から見ても、利用者から「変えてほしい」と言われたら最優先で対応する案件です。気まずさは想像より少ないので安心してください。
パターン2:事業所ごと変える
事業所自体に問題がある(連絡体制が悪い・囲い込みが激しい・全体の質が低い)と感じる場合は、事業所ごと別のところに変える 方が早いです。
変更の流れ:
① 新しい居宅介護支援事業所を探す
↓
② 新しい事業所に電話して「契約したい」と伝える
↓
③ 新しいケアマネが自宅訪問・初回アセスメント
↓
④ 新しい事業所と契約(重要事項説明書・契約書にサイン)
↓
⑤ 新しいケアマネが「居宅サービス計画作成依頼届出書」を市役所に提出
↓
⑥ 古い事業所への解約は、新しいケアマネが連絡してくれることが多い
ポイントは 「新しい事業所が決まってから、古い事業所に解約を伝える」 こと。逆にすると一時的に担当不在になる可能性があります。
「直接伝えるのが気まずい」場合
「いまのケアマネさんに直接『辞めます』と言うのが気まずい」というご相談はとても多いです。その場合、
- 新しい事業所に 「古い事業所への連絡もお願いしたい」 と伝える → 多くの場合、引き継ぎ連絡をしてくれる
- 地域包括支援センターに相談する → 仲介してくれる
- 市役所の介護保険課に相談する → 制度上のサポートをしてくれる
ので、家族から直接「辞めます」と告げる必要はありません。
空白期間はあるのか?という不安
「ケアマネを変える間、サービスは止まりますか?」とよく聞かれます。
答え:基本的に止まりません。
新しいケアマネが決まれば、いまのデイサービスやヘルパーをそのまま引き継ぐことができます。サービス事業所には新しいケアマネから連絡が入り、給付管理も引き継がれます。
ただし、月初に変更する のが一番スムーズです。月の途中で変更すると、その月の給付管理を新旧どちらの事業所が行うかでやり取りが発生します。「来月1日付で変更したい」 という形で動くのがオススメです。
変える時の注意点
- 悪口や愚痴は控える … 新しいケアマネに前任の悪口を言うと、新ケアマネ側も警戒します。「合わなかった」程度の表現で十分。
- 理由は前向きに … 「もう少し連絡がつきやすい人にお願いしたい」など、具体的かつ前向きな言い方が良いです。
- 契約書類は必ず控えを保管 … 新旧両方の契約書類は捨てずに残しておきましょう。
要支援の場合|地域包括の担当変更
要支援1・2の方は、担当が 地域包括支援センターの保健師・社会福祉士・主任ケアマネ のいずれかになっています。
「地域包括の担当者と合わない」という場合、
- センターに電話して 「別の担当者に変えてもらえませんか」 と伝える
- 地域包括は3職種(保健師・社会福祉士・主任ケアマネ)が必ず配置されているので、別の職種の方に変えてもらえる可能性が高い
という対応が可能です。
また、要支援の方は 居宅介護支援事業所のケアマネに予防プランを委託 してもらうこともできます。「地域包括ではなく、居宅のケアマネさんにお願いしたい」と申し出れば、対応してくれることが多いです(市町村のルールによる)。
ケアマネが見つからない時の動き方
地域によっては、ケアマネ不足 で「どこに電話しても満員」と言われることがあります。特に都市部や過疎地で発生しがちな問題です。
そんな時の動き方を整理しておきます。
① 地域包括支援センターに相談
最初の窓口です。地域包括は 管内の居宅介護支援事業所の空き状況をある程度把握 しています。「うちの管内で空きがあるのは○○事業所と△△事業所です」と教えてくれます。
② 市役所の介護保険課に相談
市役所には 管内のケアマネ事業所一覧 があり、紹介してもらえます。空き状況も問い合わせてくれることがあります。
③ 範囲を広げる
居宅介護支援事業所は 市町村内に限らず選べます。隣町の事業所でもサービス担当者会議に来てくれるところであれば契約OKです。少し範囲を広げて探してみてください。
④ 病院の地域連携室に相談
退院前後で困っている場合、入院先の 地域連携室(医療ソーシャルワーカー) に相談すると、提携している事業所を紹介してくれることがあります。
⑤ 暫定ケアプランで先に動く
どうしても見つからない場合、家族や地域包括が 暫定ケアプラン を作って先にサービスを始めることもできます。最終手段ではありますが、選択肢として頭に入れておいてください。
ケアマネと上手につき合うコツ|家族側の準備
最後に、ケアマネとの関係を長く・気持ちよく続けるための 家族側のコツ を共有します。
コツ1:「困っていること」をストックしておく
月1回のモニタリング訪問時にゼロから話そうとすると、つい忘れます。日頃から 困りごとメモ を冷蔵庫に貼っておき、訪問時にまとめて相談してください。
- 今月、何が困ったか
- どんなサービスが追加で欲しいか
- 本人の状態変化(夜間の不穏・転倒・食欲低下など)
コツ2:希望と要望をはっきり伝える
「お任せします」は便利な言葉ですが、ケアマネ側からすると一番困る返事でもあります。
- 「デイサービスは週2回がいい」
- 「お風呂だけはヘルパーさんに頼みたい」
- 「夜間だけは家族でみたい」
など、希望は 具体的に・遠慮なく 伝えてください。ケアマネはそれを聞いて初めて、最適な組み合わせを考えられます。
コツ3:「断る権利」を持っておく
ケアマネから提案されたサービスは、家族が断ってOK です。「ショートステイを使いましょう」と言われても、「いまは家でみたいです」と返して構いません。
提案を断ったからといってケアマネとの関係が悪くなることはありません。むしろ、家族が自分の意見を持っていることのほうが、長期的にはケアマネとの信頼関係を作ります。
コツ4:感謝と労いも忘れずに
ケアマネは制度上のプロですが、人間でもあります。「いつもありがとうございます」「助かっています」の一言で、関係性は本当に変わります。
無理に媚びる必要はありませんが、お互いに気持ちよく仕事ができる関係 を作っておくと、いざという時のフットワークが軽くなります。
まとめ|「変える」は当たり前の権利
ここまで読んでくださってありがとうございます。最後に大事なポイントだけ振り返ります。
- ケアマネジャー(正式名称:介護支援専門員)は介護生活の主役級の伴走者
- ケアプラン作成費は 自己負担0円。遠慮する必要はない
- 要介護1〜5は 居宅介護支援事業所、要支援1・2は 地域包括支援センター
- 良いケアマネかどうかは 聞き取りの深さ・連絡の速さ・選択肢の提示 で見極める
- 合わないと感じたら 同じ事業所内の担当変更 or 事業所ごと変更 の2択
- 直接伝えにくければ、新しい事業所・地域包括・市役所が仲介してくれる
- 空白期間は基本ない。月初切替がスムーズ
「ケアマネを変える」は、決して失礼でもワガママでもありません。介護保険制度が正式に認めている家族の権利 です。
要介護認定の流れと結果に納得できない時の手続きは、前作・前々作で詳しく書きました。今回のケアマネ選び・変え方とセットで、介護の入口まわりは丸ごと押さえられる はずです。
「知らないと損する」を「知って使いこなす」に変えていきましょう。
関連記事
- 「要介護認定の流れ完全ガイド|申請から結果通知まで・軽く判定されないコツを現役ケアマネが解説」 ▶ https://mumubudo.com/youkaigo-nintei-flow
- 「要介護認定の結果に納得できない時|区分変更申請・不服申し立て完全ガイド」 ▶ [リンク](2026/5/15公開予定)
むむぶどう / 社会福祉士・ケアマネジャー|福祉の相談屋さん20年
X:@mumubudo
note:https://note.com/mumubudou


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